Corporate Overview

投資哲学:

私たちは、日本における長期的な企業価値創造は、強固な企業基盤と効果的な資本市場コミュニケーションの交差点にあると考えています。私たちは、企業価値はキャッシュフローの創出だけでなく、資本コストの効果的な管理によっても支えられるという見解を持っています。しかし、多くの日本企業は、そのコストの重要な要素であるボラティリティのコントロールの重要性を過小評価しがちです。建設的な関与を通じて、各企業の独自の文化や状況を尊重しつつ、経営決定を株主の価値創造と整合させることを目指しています。

会社概要:

根津アジアキャピタルリミテッドは、2015年に設立された東京を拠点とする独立系投資助言会社です。当社は、上場企業との積極的なオーナーシップと対話を通じて優れた長期リターンを生み出すことを目指した日本株式ファンド、根津エンゲージメントファンドを運用しています。クライアントには、エンゲージメント主導型投資を通じて差別化された日本へのエクスポージャーを求める機関投資家やファミリーオフィスが含まれます。根津キャピタルは、深い地域関係とグローバルな投資分野を組み合わせることで、国際資本と進化する日本の企業セクターとの架け橋として機能しています。

投資プロセス:

私たちの投資プロセスは、基礎研究に基づくエンゲージメントデザイン、そして規律あるポートフォリオ構築を組み合わせています。投資対象の特定:ガバナンス、資本配分、またはコミュニケーション改善を通じて再評価の明確な可能性がある割安上場企業をスクリーニングします。エンゲージメント計画策定:各ターゲットに対し、測定可能な目標と市場のカタリストを含んだ構造化されたエンゲージメント計画を策定します。エンゲージメントの実行:データ分析に基づき経営陣と直接対話を行い、建設的かつ緊密な関係を維持します。評価:私たちはエンゲージメントのマイルストーンごとに基本的な進捗と市場の反応を継続的に監視しています。この体系的なアプローチにより、事業運営の改善とバリュエーションの拡大の両面から企業価値拡大を実現させます。

根津アジアキャピタルリミテッドの強み:

当社の強みは、日本企業への深いアクセス、数十年にわたる投資経験、そしてエンゲージメントを市場価値に結びつけてきた実績にあります。私たちのチームは、経験豊富な2名のファンドマネージャーと、複数の業界をカバーした経験を持つアナリストで構成されています。この取締役会へのアクセス、市場洞察力、分析の規律の組み合わせにより、戦略的かつ信頼性の高いエンゲージメントを実行することが可能となっています。従来のアクティビストやコンサルタントとは異なり、私たちのアプローチは協働的で焦点が明確であり、各企業の状況に合わせてカスタマイズされます。対立を避けつつ具体的な成果を出すことを重視しています。